議会での活動

6月定例市議会を終えて、医療現場を訪問

　日本共産党取手市議団は、６月定例市議会を終えて、医療現場の訪問から活動を始めます。
　今回は、取手市だけでなく、県南地域の医療の核となる重要な病院である【JAとりで総合医療センター】との懇談を行いました。
　今年の 4 月から医師の働き方改革が開始され、全国的な医師不足が言われる中、６月１９日、党取手市議団そろってＪＡとりで総合医療センターを訪問。事務部長、事務副部長と、意見交換しました。
　総合医療センターでは、大学病院との連携で、医師の負担軽減をはかっているようです。小児救急の受け入れ態勢では、7 名程度の小児科医で、外来から当直まで不足しないよう苦慮し、午後 11 時以後は受け付けていません。救急については新型コロナ感染症が 5 類相当になった昨年以降に急増している状況です。（23 年は 5500 件程度の救急受入）
　マイナ保険証の利用率は低く、事務作業にも多少負担の懸念があるようです。
　地域医療の基幹病院として、様々な苦労がある中、市民の命と健康を守る救急指定病院としての日頃のご尽力に感謝いたします。。
有意義な機会をありがとうございました。

自民党が裏金問題であぶりだされた企業団体献金の問題で国民の怒りが沸点に達しようとしているこの時期に、裏では地方自治法の改悪が進められています。
今回、本田かずなり・遠山ちえ子両市議から、6月の市議会に「民主主義の学校」ともいわれる地方自治体の独立性を国に従属させるのではなく、健全に発展させていくために、衆参両院議長・総理大臣・総務大臣に対して、取手市議会の総意として「地方自治の自主性・自立性が守られることを求める意見書（案）」を提出するよう提案します。

意見書（案）

　今回の提案書（案）は、単純に、国に地方自治の自主性・自立性を守るように求めるという内容ですが、一方、日本共産党はこの地方自治法改定案について、次のような考えで、強く反対しています。
　この改定案は、政府が「国民の安全に重大な影響を及ぼす事態」と判断すれば、国に地方自治体への広範な「指示権」を与え、自治体を国に従属させる仕組みをつくるものです。具体的には以下の点が問題とされています。

恣意的運用の可能性

改定案は、「大規模な災害、感染症のまん延その他その及ぼす被害の程度においてこれらに類する国民の安全に重大な影響を及ぼす事態が発生し、発生するおそれがある場合」に、閣議決定で、自治体に指示を出し義務を課せるようにするものです。
この範囲は極めて曖昧であり、政府による恣意的な運用が可能です

地方自治を否定する憲法蹂躙

憲法は地方自治を保障しており、政府から独立した機能を持つ「団体自治」と住民の意思にもとづく「住民自治」を明記しています。
自公政権が安保３文書にもとづき、軍事利用のために空港・港湾などの整備をすすめているもとでは、改定案は、自治体に自衛隊の優先使用を強制するものではないと説明されていますが、国が必要と判断すれば優先使用を指示することを可能にします。

戦争する国づくりへの懸念

改定案は、地方自治を破壊し、安保３文書に基づく「戦争する国づくり」を推進するものとなる危険があります。

藤代小放課後子どもクラブ室にトイレ設置へ

　6月市議会での私の一般質問に、市は、藤小放課後こどもクラブについて「空調設備の改修、施設環境の改善を図っていく」合わせてトイレ設置についても「今年度実施設計、令和７年度改修工事へ、今検討を重ねているところ」と答弁しました。
　保護者の皆さんとともに長年の要望と運動に、議会内外で共同して求めてまいりましたが、議会は、３月議会までとは打って変わってこれまでこの問題に消極的だった自民や無所属の議員も、一転してこの問題での積極的な一般質問を行いました。
　市民の皆さんの声が行政を、政治を動かしたのです。子供たちもきっと喜びますね。

6月の定例市議会での各市議の一般質問を見る

6月定例市議会速報

迷走取手市　突如示された駅前保育所整備計画（案）

　６月定例取手市議会は４日開会。議会開会前の８時４５分開催の議員全員協議会で、市長は唐突に「取手駅前民間保育園整備計画」（案）を示しました。
　今年度「第４次取手市保育所整備計画」の最終年度を迎える中で市長は、駅前の新築マンションなどにより駅前保育所のニーズは高まるとし、保育所導入予定場所に、リボンやアトレの空きフロアー活用の可能性に言及しました。
しかし市は過去「第４次計画」期間内の2022年に、存続を求める声と運動が広がる中、市民の声を無視して、需要の高い戸頭駅近の公立戸頭北保育所の廃止を強行し、中央保育所を民営化してしまいました。
その中で突然に示されたのが「取手駅前民間保育園整備計画」（案）です。
　一方、これまでの計画には、今回の駅前保育所の誘致などは検討課題にもあげられていません。市の子育て支援政策は迷走状態です。

取手駅西口開発　取手市議会建設常任委員会２つの請願を不採択に

駅前開発を考える会（遠藤俊夫代表）が、６月取手市議会に提出した
①「図書館等複合公共施設整備計画」基本構想に関する請願。
②Ａ街区再開発事業の再検討を求める請願（２件合わせ1076筆）
の審議が、１３日建設経済常任委員会で行われました。
　委員会では、多くの傍聴者が見守る中で、請願人代表が「Ａ街区再開発」とそこへの「図書館等複合公共施設整備計画」が、市のトップダウンで進められていることを批判し、計画の再検討を求め意見陳述しました。
　加増みつ子市議の質疑と賛成討論が行われ、他に一人の質疑があり、特に反対討論はありませんでしたが、２件の請願は賛成少数で不採択となりました。